看護師とインフォームドコンセント
医療用語に、インフォームドコンセントというものがありますが、これは、患者が医療行為に対して、正しい知識を与えている状況で合意している事を指します。
患者に行う治療の知識を正しく伝える事と、同意を得るのは、当たり前の事に感じるかもしれませんが、これには、様々な問題がつきまとっているのです。
例えば、大げさに例かもしれませんが、子供に医療行為を行う際、正しい知識を伝える事も、それの合意を得る事も難しいはずです。
その場合、親が代わって合意をする事になります。
この場合、どの程度の年齢から本人の意思が通るかという事が難しくなってきます。
中学生などでは、立派に自我をもっている場合もありますし、本人が絶対に嫌がっている手術などを受けさせるのは、人権的な問題にも繋がります。
子供に限らず、本人が明確な意思を示さない場合や、家族の希望で本人に伝えないで欲しいといった要望もあります。
ですから、医療に携わる人間からすれば、インフォームドコンセントは避けては通れない問題なのです。
それは、当然看護師にも適用されますので、インフォームドコンセントの目線からすれば、看護師も患者や家族の心理などに深く踏み込まなければならない場合があるのです。
そのため、看護師の中には、心理学などを学ぶ事があるほどであります。
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看護師の義務
看護師の職場は病院である事が多いですが、病院といっても身体的な病気を治療する病院や、精神的な病気を治療する病院まで様々です。
その病院によって、看護師の働くスタイルも様々だと思いますが、精神的科などの病院の場合は、看護師の立場が少し高い気がします。
通常の病院ならば、看護師は医師の治療に関するサポート役に徹しますが、精神科などの場合は、看護師が患者の事をほとんど管理している場合もあるのです。
通常の病院でもいえる事ですが、患者との距離は医師よりも看護師の方が近い場合が多いですし、その辺りの目線から医師に助言する事もあります。
ですから、精神科などでも、患者と一番に接しているのは看護師ですし、患者の動向や性格などは看護師の方が詳しい場合があるのです。
実際にあった例では、精神科の病院で、面会の約束があり、医師は、患者の病状が落ち着いていたので、面会の許可を出しました。
ですが、看護師は、患者の興奮するつぼが分かっていたので、面会を許可するのは危険だと判断して、面会遮断にしたのです。
結果として、面会の時間帯になって患者が暴れ始めたので、看護師の判断は間違っていませんでしたし、場合によっては、医師よりも看護師の方が正しい状況判断が下せる場合もあるのです。